らぶ・みー 
息を弾ませ、傍らでうつ伏せになっていた彼が、私の頬に手を伸ばす。

トロンとした目でニコっと微笑む。



「キレイだよ。今までで一番。」

「.....ほんと?」

「ほんと。雪乃のことが、どんどん好きになる.....。」



抱きしめられると、いつもの香水の香りに混じって彼の匂いがした。



私、本当に彼のものになったんだ.......



彼の首に腕を巻きつけながら、改めて実感する。

心地よさでフワフワしているカラダも、好きで好きでたまらない気持ちも、
すべてが言葉にならない満足感で満たされている。



こうして良かった。

後悔なんて、一ミリもない.......
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