らぶ・みー 
久しぶり過ぎて、勝手がわからずキョロキョロしていると、ガシャンと音がして、パネルの下から鍵が出てきた。



「適当に選んじゃったけど、いいだろ?」

「あ、うん。」

「初めて来た訳じゃないよね?何、キョロキョロしてんだよ。」

「え、だって.....。」

「カ~ワイイ。」



悪戯っ子みたいな笑顔になると、彼は私の頬に手を当て、顔のラインをひと撫でしてから、ホクロのある人差し指で私の下唇に触れた。



「早く行こう。我慢できなくなってきちゃった.....。」



そう言い終わった時には、いつものウットリしたような目になっていて、彼独特のフェロモンが漂ってくる。

自然に私のカラダにもスイッチが入り始める.....



黙って頷き、彼の腕に手を巻きつけ、ぴったり寄り添いながらエレベーターに乗り込んだ。
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