らぶ・みー 
ふと視線を感じて振り返ると、奥の席に座った彼が、驚いた顔でこっちを見ていた。

このカフェは、通りに面した部分がほぼ全面ガラス張りになっている。

なかなか来ない私を案ずるうち、相馬さんとやりあっているのに気付いたのだろう。



「バレちゃったみたいね。大事な彼女にこんなことしてたら嫌われちゃう。」

「約束は守るから。」

「うん。私も絶対、誰にも言わない。」

「でも、本当は気づいてほしいんでしょ?」

「.....この前、話してたら、わからなくなっちゃった。」

「どうして?」

「あなたのこと話してる水谷くん、あんまり幸せそうだから。」

「.......。」

「勘違いしないでね。まだ、諦めても、認めてもいないから。」

「うん.....。」

「正しくないってわかってるなら、あんまり目立つようなことしないで。彼を苦しめるような真似はしないで。」
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