らぶ・みー 
展望デッキを下りた後は、海沿いの散歩道を歩いた。

天気が良いとは言え、まだ肌寒いのに、人口渚では小さな子供が裸足で水遊びをしている。

さっき指輪をはめてもらった薬指が、くすぐったいような気がして何度もチラ見してしまう。

しばらく今朝の旗振りでの出来事を話しながら歩いて、水上バス乗り場の近くのベンチに腰掛けた。



「この前の人、そんなこと言ってたんだ。」

「うん。話せて良かった。同じことしてる人と話したら、何かラクになっちゃった。」

「雪乃も、俺と一緒にいて辛くなったりすることあるの?」

「.....あるよ。」

「.......。」

「このまま、泰樹のこと、どんどん好きになって、好きになり過ぎちゃったらどうしようって.......。」

「好きになり過ぎたら、ダメなの?」
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