らぶ・みー 
子供が帰ってくる時間ギリギリまで一緒にいたいから、家から遠すぎない場所にある、この前と同じホテルに入った。

この前と同じ木曜日だし、もしかしたらまた益田さんに会ってしまうかもしれないけど、もう会っても大丈夫だと思うと気が楽だった。



今日、彼が選んだのは、この前と色違いみたいな黒を基調としたモノトーンの部屋。

部屋に入ってすぐ、羽織っていたライダースを脱ぎ捨てると、彼はソファーに座って手招きした。

コートとバッグを置いて隣に座ると、肩に腕を回され、間髪入れずに頬にキスされた。

驚いて肩をすくめながら彼を見ると、いつもの子供みたいな笑顔を浮かべているから、つい笑ってしまう。
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