らぶ・みー 
今までも、何となく気付いていた。

彼は恐らく、どんなに激しく抱き合った日も、私のカラダに愛し合った痕跡を残さないよう、注意を払っていた。

何故なら、これは「不倫」だから。

絶対にバレてはいけないから......



私を気使い、そうしてくれていたのはわかっていたから、切ないけど、今まで言えなかった。

言うタイミングが上手く掴めなくて、言っていいのかわからなくて.....迷ったままでいた。

でも、彼の苦しい胸の内を聞いてしまったから、もう黙ってはいられない。

私は彼だけのものだと伝えたかった。



「ほんとにいいの.....?」

「うん。.....気にしないで、思い切り愛して。」

「雪乃.....。」
< 223 / 325 >

この作品をシェア

pagetop