らぶ・みー 
美保ちゃんの気持ちを考えると、胸が痛い。

その話題しかありえないと思う反面、別の話だったらいいなと願ってしまう.......



「あ、ねぇ、スープ冷めちゃうし、食べよっか。」

「そ、そうだね。」

「.....うん。」



美保ちゃんはどこまで知ってるのかな?

浮気してる所まで? 相手まで?

緊張し過ぎて、スープの味がよくわからない。



「あのね.....実はうちの旦那、浮気してたの。」

「.......。」

「前からおかしいなと思う事があったんだけど、昨日もね、ちょっと用事があったから、店に行ったらいなくて.....。」

「.......。」

「物件、見に行ったって言うのに、三時間以上帰って来ないらしいし、帰ってきたら石鹸みたいな匂いがして.......。」
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