らぶ・みー 
季節柄、湿気があって汗ばむけど、よく晴れて気持ちの良い日だった。

今日は時間もあるし、どこに行くのだろうと思ったら、彼は意外なことを言った。



「誕生日だからって特別なことをするんじゃなくて、普段通りに雪乃とゆっくりしたい。」



嬉しいけど、ちょっとネガティブなことも考えた。

いつも時間がなくて、慌ただしいデートをしていたから。

私はこんな風に、彼に辛い思いばかりさせていたんだろうな.......



今日は最後だから、何でも言うことを聞いてあげよう。

我慢は無しで、いっぱい甘えさせてあげよう。

二人で過ごした日々が、いい思い出として、だんだん薄れていくように.......
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