らぶ・みー 
謎のお客さんにモヤモヤしつつも、午後も頑張って、今日の売上目標は達成できた。

若い店員さんより話しやすいと言ってくれる顧客もだんだん付いてきたし、概ね仕事は順調と言える。

子供たちが、実家で私の帰りを待っている。

早く帰らなくちゃ。



此処は郊外型ショッピングモールなので、残念ながら駅からはちょっと距離がある。

時間帯によっては、本数の少ないバスを待つより、歩いた方が早く駅に着いてしまったりもする。

今日も寒いし、バスに乗れるといいなと思いながら、真理ちゃんと一緒に従業員通用口を出た。




すると、真理ちゃんがいきなり素っ頓狂な声を上げた。



「あ、ほら、さっき言ってたお客さんだよ。」

「え、どこ?」
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