君と本気のラブゲーム


「あ、私です。いつも兄がお世話になってます」


きょろきょろと首をうごかして視線を移す姿が余計に小動物っぽくて、笑ってしまいそうになるのを我慢しつつ、私ははい、と小さく手を上げた。


「うわぁ、良かった、普通だ!妹っつーから、諒の女の子版かと思った!」


小動物系男子さんは、そう言って笑った。


「あはは」


私もつられて、笑みがこぼれる。


「え、じゃあ何、ダブルデート?」


「なわけないだろう」



一蹴する諒兄。


すいませんダブルデートのつもりです、とは言えない。



「だ、だよな。だとしたら、そっちの美女がお前の彼女ってことだもんな。生活の9割がゲームな奴にいきなりそんな美人な彼女できたらマジ俺泣くわ」


ですよねー、と心の中で小動物系男子さんに、同意。


「…ていうか、諒兄、こちら、お友達…?」



一向に紹介してくれる気配がないので、諒兄にそう訊いてみる。


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