君と本気のラブゲーム
「は、はい!もちろんです」
ケータイを受け取って、私は勢いよく頷いた。
「ほら、撮るぞ」
なおもフリーズしたままの和風美人さんの腕をグイッと掴む。
「じゃ、よろしく」
「はい!」
私はカメラを構えた。
瞬間。
「きゃ」
メガネイケメンさんは、掴んだ力そのままに和風美人さんを引き寄せ、ちゅ、と唇にキスをした。
「!!」
パシャッ、と隣で音がする。
「あれ!?」
いつの間にか、私の手からケータイが消えていた。