君と本気のラブゲーム
「……よし、じゃあ私達も行こ!」
私は、京佑くんに向かって無駄にガッツポーズをとりつつ意気込んだ。
「一応聞くけど、どこに?」
「わかってるくせに!あれに決まってるじゃん!!」
指さしたのは、もちろんこの施設で一番大きいウォータースライダー。
「まぁ、分かってたけどね」
「ほらほら!行こう!」
「ていうか、そのパーカーはいつまで着てるの?」
「え゛」
もう駆けだし掛けていた私の羽織っていたパーカーのフードを、くいっ、と掴んで京佑くんが不満気に言った。
「……だって恥ずかしいんだもん」
よく考えたら、京佑くんの前でこんな露出したことないし…。
色気が無いのは自分でもよくわかってるけど、幻滅されたらって思うと、やっぱり、なかなか勇気が出ない。
だって、あのスタイル抜群の嘉乃と一緒に暮らしてるんだよ!?
今日だって、長くて細い脚を惜しげもなく見せつけて、黒い水着が皮肉なくらい似合っていた。