君と本気のラブゲーム
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「あのね、京佑くん」
髪を乾かし終わり脱衣所から出てきた綺深は、ぽすんとベッドに勢いよく乗った。
先程の挙動不審ぶりからは考えられない俊敏さだ。
「どうしたの?」
「お風呂入りながら考えてたんだけど」
「ん?」
「こういうのは、はっきりさせといたほうがいいと思って」
珍しく結っていない、さらさらした黒く長い髪。
まっすぐに俺を見る綺深に、『やっぱり髪結んでない方が好きだな』なんて考えてしまう。
「さっきこっそり嘉乃にも確認したんだけど。恋人同士でお泊りって、つまりそういうことなんでしょ?」
「そういうこと?」
「そこはつっこまないで!察して!!」
「ごめん」
「うん、でもね。私、……まだ、無理、っていうか、いきなりこういうことになるとは思ってなかったから、こう、心の準備がね」
さっと視線を逸らして、恥ずかしそうに綺深はそう言った。