君と本気のラブゲーム


*****



「あのね、京佑くん」



髪を乾かし終わり脱衣所から出てきた綺深は、ぽすんとベッドに勢いよく乗った。



先程の挙動不審ぶりからは考えられない俊敏さだ。



「どうしたの?」


「お風呂入りながら考えてたんだけど」


「ん?」


「こういうのは、はっきりさせといたほうがいいと思って」



珍しく結っていない、さらさらした黒く長い髪。


まっすぐに俺を見る綺深に、『やっぱり髪結んでない方が好きだな』なんて考えてしまう。




「さっきこっそり嘉乃にも確認したんだけど。恋人同士でお泊りって、つまりそういうことなんでしょ?」


「そういうこと?」


「そこはつっこまないで!察して!!」


「ごめん」


「うん、でもね。私、……まだ、無理、っていうか、いきなりこういうことになるとは思ってなかったから、こう、心の準備がね」



さっと視線を逸らして、恥ずかしそうに綺深はそう言った。



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