意地悪なご主人様【おまけ完】
・・・

今は4月。

夜風がまだ身に沁みる。

・・・

そのうち酔いも冷め始め、

早まったと後悔する。

・・・

今頃そんなことを思っても、

帰れるわけもなく、

私は一人、

繁華街を歩いていた。

・・・

大きなボストンバッグは

人目に付く。

・・・

私はその辺の飲み屋に入ることにした。

・・・

さてこれからどうしよう。

・・・

手当たり次第、

友達に電話をする。

・・・が、

そう簡単に、いい返事が来るはずもなく、

泣き出してしまう前に、

とにかくお酒を飲んだ。
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