いつか必ず…


「ごめんね、その日俺は学校だ。」


やっぱり…そうだよね。


少し俯いてしまった私に先生は言葉を重ねた。


「でも、5時からなら時間空くよ。
それからでもいいかな?」


それって!!
私は嬉しくてバッと顔を上げた。

でも私のところの門限は8時。
3時間でどこが行けるのかと聞かれると答えようがない気がする。


「……」


私は思わず黙ってしまった。


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