いつか必ず…


「…川内は、俺らが元ヤンって知ったから、俺のこと避けたのか?」


…それは違う。
私が普通の子なら、少し気にしても仲良くすると思う。でも私にも過去がある。
いじめられていたと言う悲しい過去が。


冬也くんの話を聞いた先生は私の方をみる。


「なぁ、川内。
こいつに川内の過去話しても大丈夫?」


…え…。
そんなことして、噂が風の便りで伝わりでもしたら…
間違いなく、学校にはいられなくなる。
…でも私は冬也くんたちの秘密を知った。
信じれないわけじゃない。
…ただ、怖いんだ。


「…無理だよな?
ごめん、いきなりこんなこと言って。」



…どうすればいいの??


「…んだよ!2人してコソコソと!!」


「…っ」


冬也くんの怒声にビクッとする。
冬也くんは今まで見たことないような、すごく怖い顔をしていた。




< 40 / 260 >

この作品をシェア

pagetop