いつだって。



『てかさ、なんか大丈夫かな。スーツと制服が一緒に歩いてて。今まで2年間絶対しなかったから俺心配。』




そう、いまこの人が言ったとおり、私たちは ちょっと いけない感じの恋してる。


私は 仲山真莉 18歳、今日まで現役高校生。

彼は 佐々木ハル 予備校講師の27歳。




久しぶりのデート


嬉しかったから、



着替えないで来た。
とにかくはやく来たくて。
会いたくて。


「今日で見納め。制服のわ・た・し」


『はは…ま、そうだな。よく見とくよ。』

といって正面にまわりこんで、まじまじとみてきた彼。



途端、自分で一気に頬が赤くなるのがわかった。
私はそれを隠すように 足をはやくすすめる。


『っ…おっと…待てよ。』


ぐらついた彼が、私の腕を掴む。




なんとなく、振り向くのをためらった私。

ここで振り向いたら、負けた気がする



そう思ってたその時、、


掴まれてる腕をおもいっきり引かれて、


つんのめる私。


うけとめる彼。



それは、


一瞬だった。



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