ノータイトルストーリー

Case:恵美_phase02






私はディズニー映画が大好き!





中でも特に『ピノキオ』が一番好き。





ピノキオはもちろん、時計職人のゼペットじいさん。





クレオにフィガロ、青い妖精でしょ…





それに何より私はジミニー・クリケット!





私は登場人物(人じゃないけどね)誰より『彼』が好き!





もうだ~い好き!!





『彼』は『ピノキオ』の良心となって





彼を導こうとするの、物語の中では





ストーリーテラーとしての役割もあったんだって!





ってみんな知ってるか(笑)





彼は、劇中『ピノキオ』に『困った時には口笛を』って





歌を歌って忠告を拒み、無碍に扱う『ピノキオ』を





それでも、『彼』は、助けてあげたりするの。





あそこまで他人の為に汗をかくことが出来るなんてとても素敵





あんな男の子が近くにいればな~なんてハードル高すぎるか…





私に彼氏が出来ないのはきっと『彼』のせいだと思う。





でも、残念な事にイタリアの





カルロ・コッローディさんという





作家さんが1883年に描いた





原作『ピノッキオの冒険』の中では





『彼』は結果として物語の中盤でピノッキオに殺されてしまうの…





もともとは当時の児童向けの





社会風刺小説で、本編は狐に騙され、





捕らえられてしまうところで、終わっていたらしいの。





だけど、あまりに人気が高く、





作者は続きを書かざるを得なくなり、





幾度となく焼かれそうになったり、





殺されそうになったり、





鯨ではなく鮫に呑み込まれたり、





一回死ぬが、生き返り。





最終的に人間の少年へと変化するという話が追加され、





原作となったそうです。





今も昔も人気のあるものはシリーズ化されたり、





してたんだぁなんて思います。





でも、原作のそれを知ったときには、





『私の大好きな『彼』が…(涙)』と大ショックを受けた記憶がある…





でも私は、W・Dの『ピノキオ』が好きで





『彼』のあのなんとも言えない





声にもクラっと来ちゃいます…




声優を担当しているクリフ・エドワードさんは、





もともとコメディアンだって知ったときには、





かなり驚いたと、同時に見てみたいと





見たくないと同時に思った。





見たくないと思った理由は、





見た目とか何とかの下らない理由ではなく、





良くも悪くも大好きな『彼』(ジミニー)の





イメージが変わっちゃいそうで恐いから見ていない。





だから実は、映像として残っているか





すらも知らないの(笑)




今ならインターネットとか使えば、





簡単に捜せるかも知れないけどそれはしたくない。






その理由はさっき言ったのが、





一点とそんなに簡単に理想の人に





出逢ってしまえるのは、なんだか虚しく





思えるからなの。





また彼の歌っている『星に願いを』も





また私は大好き。みんなは何を願うのだろう?





私はというと…






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