涙ペットボトル
その時──────────。
「ゆ………優太くん!」
声がした。
誰?
そう思いながら、振り返って見ると、
あかりがいた………………。
びっくりしていると、、、
「ちーちゃんの………こと。
好き、、、だよね?」
………………え?
なんで、、あかりが、オレがちさきを
好きってこと知ってんの?
戸惑ったけど、バレたのかと思い、
笑った。
「なーんだ。あかりは、知ってたのか」
そう言った。
「優太くんは、それでいいの?」
あかりは、悲しい顔で言った。
いいわけないじゃん。
やだよ。
でも、、、
ちさきが幸せならそれでいい
そう思った。
すると、あかりは、オレに抱きついた。
びっくりした。正直戸惑った。
でもあかりは、震えていて、
涙が出ているのがすぐわかった。
強く、抱いてくれているあかりは、
大丈夫だよって言っている気がした。
あかりの、体温は、すげぇあったかかった。