涙ペットボトル




多分明日のHRでちさきが妊娠したこと

を話すのだろう。



正直、、、ちさきの口からそんなことは


聞きたくなかった。



イヤダイヤダイヤダ────────。




辛い。
 


オレは、逃げるように、HRには、出席しなかった。





ぼーっと雲を見ていた。


屋上で一人。



はぁ、、、、、、おめでとうって


言えんのかな。



心から「幸せに」なんて言えるのかな。




ぁぁあ──────。



無理だ。



言えるわけがない。



怖い。



誰か、、、、、、、、、、、、、








こんなドロドロした気持ちを










消して──────────────。





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