涙ペットボトル
ハァ、ハァ、ハァ、ハァ。。
走って、人ごみの中うまくよけて
行き止まりの廊下で一人立ち止まった。
なんか、、もうやだな。。。
恋って辛い。
だって優太くんを好きでいても
片思いのままだし
ちーちゃんが好きなんだから
何も変わらない。。
─────正直ね。
期待してたんだ。。
きっと遊園地に行って
優太くんの笑顔を見たときから。
キス。したときから…さ。。
もしかして、、、
同じ気持ちでいてくれてるのかなって。
かのんちゃんの前では、
ないとおもっていたけど、あるとおもっちゃった。
んなわけないのに。
あたしの頬に流れる大粒の涙は、
いままでの涙より
期待していた気持ちが辛いから
悲しい涙になった。。。
告白なんて、できるわけない。
弱いなぁ。自分…………。
─────。
「えー今から…後夜祭を行います」
校長先生が挨拶をする。
あたしたちは、完全無視。
「じゃーんっ!浴衣似合う?」
かのんちゃん登場。
後夜祭は、女子浴衣です。
あたしは、青色で朝顔の浴衣。
髪の毛は、アップで。
「あかり、かわいい♡」
「ありがとー。」
後夜祭は、踊ったりする。
ビンゴ大会したり、いろいろ。
「あ♡あのねっ
いい彼見つけたの♡あとで告るー♡」
かのんちゃんが言う。
「そっか。頑張ってね」
「うんっ!頑張るっ!」
そう言ってかのんちゃんは、
おどりにいった。