涙ペットボトル



「もうあんまり近づくなよ?」



「はぁい」



「よしっ!いいこ!」


にこって笑う優太くん。




「てかさ。あかりは奏太のこと
どう思ってるんだよ?」



「あたし、、、は別に」



でもね。でも


「ただわかるのは、奏太さんのこと
別に好きじゃないよ。

かっこいいと思うのも好きって
思うのも優太くんだけです」


わー。なんかかゆいこと言っちゃった。


自分でいって恥ずかしい。



「優太くん?」


沈黙が続くから、優太くんのほうを
みたら、顔が真っ赤でした。



「そんな嬉しいこと言うなよ」

 
耳まで真っ赤。



あたしが笑う。


優太くんくんは、あたしの頭を

なでなでして、笑った。




二人で笑いあう。






この広いたくさんの星たち。





いつまでも


あたしたちを見守ってね──………。







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