Special Edition
絢の希望通り俺の自宅へ。
自宅の玄関のドアを開けると、
「あっ、おかえり」
「ただいま」
「こんにちは、お邪魔します」
「いらっしゃい絢ちゃん」
「出掛けんの?」
「そう。お父さんが食事に誘ってくれたから、これから美容院にね?」
「へぇ」
相変わらずラブラブなうちの両親。
靴を脱いでリビングへ行こうとすると、
「あっ、そうそう…慧」
「ん?」
「ケーキ焼いといたから2人で食べて」
「んー」
「じゃあ、絢ちゃん。今日はおばさん遅くなるから、慧に送って貰ってね?」
「はい。楽しんで来て下さい」
「ありがとう。行って来ます」
小洒落た恰好をした母さんは、
凄く嬉しそうに出かけて行った。