Special Edition
「ったく、また変な事にゆのを利用してんだろ?」
「あら、やだ。その言い方だと、まるで悪者扱いね?」
「ってか、その通りだろ?」
「なっ?!失礼しちゃうわ」
母さんはムッとした表情で、
「今までどれだけ隼斗をアシストしてあげたと思ってんの?」
「頼んでもいないのに、余計な事ばかりするだろ?」
「余計?!」
「あぁ、甚だ迷惑だ!!」
お互いの視線が鋭く突き刺さる。
「フッ、日頃の行いが悪いから罰が当たるんだよ!!」
俺は嫌味っぽく、母親の足元を指差した。
「ッ?!それが親に対して遣う言葉?!」
カチンと来た母親が
ソファの肘掛に手をつき腰を上げた
次の瞬間―――――
―――――――カチャッ
「おっ、2人ともここにいたのか」
ナイスタイミングで父親が姿を現した。