Special Edition
けれど、コイツのこんな顔を見たら
“我慢するか”と心の中で甘やかす。
「どこか行きたいところは?」
仕方なく折れる……俺。
「いいの?私が決めて…」
「あぁ、絢の願い事聞いてやる」
「へ?」
絢は不思議そうに首を傾げた。
「だから、行きたいところがあるんだろ?」
「………うん」
「だから聞いてやるって」
「えっ?それって、テストの約束とは別だよね?」
「は?」
「だ・か・ら、テストのご褒美!!」
「違うのか?」
俺の質問に目を見開いて…
「えぇぇぇ~~~ッ!?」
「ん?」
「ちちちちち、ちっ、違う違う!!」
慌てて手をブンブン振ってる。
「はぁ?」
「ヤダヤダッ!!お願い事はこんな事に使いたくないよ!!」