Special Edition


「ゆのちゃん18歳の女の子なのよ?振袖は若い女の子しか着れない着物。妻になってしまった彼女には今しか着れないのよ?」

「………」

「ゆのちゃんの気持ちを考えた事ある?」

「………」

「少しは自分の奥さんの心の内を気遣ってやりなさい」

「………」

「ゆのちゃん、楽しんでおいで?」

「あ、はい…」



母さんは部屋を出て行った。


……今しか着れない。

そうだよな。

ゆのは若くして結婚したからって、

俺が自由を奪う権利は無い……か。

それもそうだな。



「ゆの、良く似合ってる」

「変じゃ無いですか?」

「ん?別に変じゃ無い。ってか、可愛すぎ」

「ッ!?////////」



ゆのは恥ずかしいようで、

両手で顔を隠し、俺の胸へ倒れ込んで来た。


フッ、こういう行動が誘ってるって分かってねぇよな?



「ゆの?」



俺はゆのの耳元で…


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