愛するが故に・・・
俺の頭の中で、簡単に理解できた。

会長がもし、女を与えようとしていたとしたら、理香が邪魔になる。

すなわち、理香を処分しようとする…そういうことだろう。


「いや…しかし、俺ごときに会長が何かしますかね?」


「お前だからだよ。会長は俺にいつもお前の事を訪ねてくる。

会長から相当気に入られたようだな。

 まあ、お前は俺が一番可愛がっているし、当然といえば当然だがな」


親父はそんなことを言って、他の親父連中のところに行ってしまった
< 95 / 226 >

この作品をシェア

pagetop