【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定




そこに居られなくなった私は、その場を逃げ出した。



ーーーー涙さえ、出ない。



あるのは絶望感と消失感と……僅かな、怒りだけ。



右手に光る指輪が苦しい。



あんなにキラキラと光っていたのに、今は色褪せて見えてしまう。








「別れよ」



家に帰ると、冷たく放たれたその一言。





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