黄昏の出会い
---コンコン……


「どうぞ。」



中から落ち着いた声が聞こえたのを確認し、扉を開ける。



「失礼致します。」


一礼して、中へ入った。



「おぉ…天瀬さん。よくいらしてくださいました。」


とても柔らかい笑みを浮かべて、理事長が迎え入れてくれた。


「改めまして、
本日からお世話になります、天瀬静夜です。


半人前の身ですが、よろしくお願い致します。」


「いいえ……
こちらこそ。」



そう言うと、理事長は私に応援用のソファーを勧めた。



「ありがとうございます。」



ソファーにゆっくりと座った。



……おおぉ…ソファー、超フカフカ。


柔らかくて、座り心地最高…!


「………!


あの、おかまいなく………」


「ゆっくりして下さい。
依頼をしたのは、私の方なんだからね。」


「あっ……はい……。」



紅茶を用意し始めた理事長を止めようとしたが…、
そう言って下さった。



…まぁ、本人があぁ言ってるんだから


……お邪魔するか。



その後、理事長が淹れて下さった熱い紅茶を飲みながら、学校の説明を受ける。

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