好きなキモチ。
「みこ、明日学校を休んで医者に行こう…な?」
私は、泣きながらも一回だけ頷いた。
この町のお医者さんにはお世話になっている。
「声をもっと上手く出せるように、リハビリもしなきゃな?」
お父さんがにっこり笑うから、私もつられてにっこり笑った。
明日、学校行けないのか…。
じゃあ、なぁちゃんや翔太くんに会えないんだ。
寂しいなぁ。
それに、翔太くんに好きって伝えたけど、返事無かったし。
友達がいいってことなのかな…。