シュプレヒコール!





俺は昨日から悩んでいた。
昨晩は一睡もできずにいた。


「わからん、」



何が言いたいんだ、アイツは。





アデルとシズとの約束の日を明日に控えた昨日の深夜、俺は張り込みを終えてヘトヘトの身体を引きずりながら帰途へついた。

いつもなら見ないポストの中を見たのは、身体のリズムが崩壊していたからか。




そこには、グラン・フォードからの手紙が入っていた。






















「あ、チトセ」


「やっと来たかー遅い……、大丈夫か?」

『、はい』

「シズコーヒー」

「ん!」



「美男子が蒼白だと病弱に見えるぞ」

『ありがとうございます』

「……、(やばいな)」




頭がフリーズしてる再起動もできない、固まったどうしようか。

今から2人と話をするっていうのに、グランを救い出すために尽力してくれるのにあのバカは痺れを切らしているらしい。

そして何かを俺に訴えているらしい。

アイツが1人で動くと確実にろくなことにならない。




とにかくこれがなんなのか。
2人に相談してみよう。



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