HELIOLITEー君と輝く音ー



暫くして、お母さんは戻ってきた。


その手に一冊のアルバムを手にして。



「これ、見た事ある?」


「いえ、ないです。アルバム、ですよね?」



机に置かれたそれは、少し表紙が色褪せたアルバムで。


私が見た事のないものだ。



「そうよー。見たらビックリするかもね、かなで」


「……?」



1ページ、2ページとアルバムを捲っていく。


アルバムには若い頃のお父さんとお母さんと思しき人たちが写った写真が納められている。


制服姿が混じっている事からおそらく高校生くらいだろうか。


笑顔の写真がたくさんある。



次々とページを捲っていくお母さん。


そして、あるページへと辿り着いた。


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