恋心は「紫色」
~蝶sind~


『おはよ~☆』

「おう。はよ!」

朝、あたしが起きると
鎖はもう起きていて、歯磨きを
しているところだった。

「ん…。」

歯ブラシを銜えたまま
あたしに歯磨き粉と歯ブラシを
渡してきた。

『ありがと!』

あたしはそう言いながら
それを受け取り、歯磨きを
始めた。



~~~~~~~~~~~~~~~。

キーンコーンカーンコーンッ

『ヤバッ!!遅刻!!』

えっと?確か朝、7時50分に
家を出で…あ。

「その時点で遅刻だろ…。」

うん。
…って!!

『勝手に心、読まないでよ!!』

「うっせ。読みたくて読んでん
 じゃねぇんだ!…勘弁してくれ。」

溜め息交じりに鎖はそう言った。

「…蝶。」

『ん?』

なんだ!?なんだ!?
えらく真面目な顔して…。

「時間がね…。行くぞ。」

『は…んなぁ!!?』

鎖はあたしのことを
担いで旧校舎へと向かった。

そして、あたしを担いだまま
階段を駆け上がり、教室へ入った。

なんつー力…。

「フッ…。お前よりは遥かに
 上だよ。」

ムカッ

バキッ

「~~~ッ」

『(黒笑)』

「………すみませんでした。」

『いいって事よ!』

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