恋日和~記憶を越えて~

湧side

「さっき湧って聞こえたんだけど」

俺は今、日和のクラスの2年3組前の廊下にいる。

さっき、日和が教室に入っていった。

それまで、先輩と話していたらしい。


「・・・気のせいじゃね?」

友達の雄大が言う。

雄大は野球部のエースで、俺と仲が良い。


「あんさー・・・お前結局、日和とどうなの?」

ギクッ・・・




俺は、好きだけど。

好きだけどー・・・。




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