いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】
「…メグ!」
外へ出ようと扉を開けたとき、天の声が聞こえた。
振り替えると、すっかりバンド仕様の天。
他の子が見守るなか、あたしは近づく天から視線を外した。
…いくらなんでも、意味、分かったよね。
恥ずかしくて隠れたい…!
「メグ」
でも、そんなあたしの気持ちを知ってか知らずか、天は予想外のことを囁いた。
「絶対、俺の歌聞けな?」
っ…!
し、心臓が壊れちゃうよぉ~…
ドキドキし過ぎて声の出せなかったあたしは、軽く頷いた。