いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】

顔を上げずに芹成の手を払うと、また芹成が楽しそうに笑った。

「…楽しんでんじゃねーよ。」

「え~、だって天の塞ぎ具合がおもしろいんだもん!」

"他人の不幸は蜜の味、ってね♪"

そう付け足した芹成を、本気で殴ってやりたい。

でも、今回は俺が悪いから仕方ないんだよなぁ…。

ことの発端は、4日前に遡る。

『天~?』

珍しく、俺の部屋を訪ねてきたメグ。

用件を聞くと、イルミネーションを見に行く予定を立てたいとのこと。

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