魔物☆に恋して~透明な誓い~
「人間で言うと、魂を多く所持してる方が『お金持ち』なんだ」

「怖い世界だね」

「まあ、オレも、商売意外で、あんまり魔界とは関わりがないから、正直言って、知識としてしか知らない。怖いのか、どうかもわからない。人間界だって、同じだったんだ。今度来るまでは」

あたしは、マヤを覗き込む。

「どう?怖いとこ?」

マヤは笑う。

「さあ。ここと、サラしか知らないから」

「えっ!?それで、怖いこと、とか思われたら、嫌なんですけど」

「・・・大丈夫。怖いとは思ってない」

「じゃあ、何て」

マヤは、黙る。

シーンって。

無言の時間が数秒流れる。
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