魔物☆に恋して~透明な誓い~

よく考えたら、内容は、答えられないようなモノではないんだ。

「・・・背中に、悪魔の羽根が生えてきたんだ」

マヤの目が、ふっとあたしの背後を見る。

「羽根?」

それから、考え込む目になる。

「背中を突き破って。だから、痛くて。

あれ、何だったんだろう。今考えても、本物の痛みだった気がする」

マヤの目に、何かがちらつく。

思い当たることでもあったらしい。
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