狼と子羊の物語
「真っ青よ!
ソファーで休んでて!
零!零ー!」
「なんー…!?響、顔真っ青や!!
どうしたん!?」
「ぁー…っっー…」
あれ…、
声が出ないー…大丈夫なはずなのに
ー大丈夫ーって
言いたいのに声が出ないー…
「響君…?」
心配させちゃ駄目なのに
声出さなきゃ駄目なのに
出ないー…
そして、心臓は、
ードクンー
ードクンー
一向早くなり、静まる気配がない。
「響!大丈夫か!?
ソファー座れるか!?」
「…………コクリ………」
頷くしか出来なかった