おやすみ、先輩。また明日

わけがわからないまま、友だちと家でパーティーする予定と答えたら、

宇佐美先輩は興味なさそうに「いいね」なんて言う。


全然そうは思ってないよね。



宇佐美先輩がにやにやしながらヤンキー先輩を見ているのに気付いて、わたしも隣りをじっと見つめる。


まだむすっとしてるけど、さっきよりちょっと機嫌が良さそう。

なぜ。


結局ヤンキー先輩が何を聞きたかったのかわからないまま、電車が駅に着いてしまった。


先に立って降り口に向かうヤンキー先輩に続こうとしたら、不意に左手をつかまれた。



「わっ」


「杏ちゃん。藤、彼女と上手くいってないみたいだよ」


「え?」


「イヴはクラスの仲間でやる飲み会に出るんだってさ」


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