追憶の淡恋詩
~第6章~
男としてはやはり彼女のカラダを抱きしめたいと思う。
大体の男子はそう思うだろう。


しかし、人間というのは相手の気持ちを理解しなくてはいけない。
相手が嫌がる事はしたくはない。
無茶をして今までの時間を水泡にはしたくはない。


私は一人で悩んだ。
彼女はどんな気持ちでいるのだろう?
彼女も抱きしめてほしいと思っているのだろうか?


こんな事は本人にも聞けないし、誰にも相談は出来ない。
やはり行動に移してみないと答えは分からない。
でも、愛する人とは抱きしめ合いたいはずだ。





この日に行ったのは横浜みなとみらい。
海が近くにあり、それなりにオシャレなスポットだ。


食事をし、色々な店を歩き、観覧車にも乗った。
観覧車は途中から彼女の隣に座った。


もちろん彼女は抵抗しない。
当然だ、もう僕達はクチビルを交わした仲なのだ。
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