追憶の淡恋詩
ある日のデートの日、彼女は浮かない表情をしていた。
何かを思いつめているようだった。
僕が「どうかした?」と聞いても彼女は「何でもない」と答えていた。


こうしていつもと違う表情を何度か見るようになってきた。
僕と一緒にいても、明らかに楽しそうじゃないのが分かった。




あるデートの帰りに彼女を送り届けている時、突然彼女が別れ話を切り出してきた。
僕はビックリして慌ててブレーキを踏み、車を止めた。
その時すでに彼女の目には涙が溢れていた。




僕は「何があったんだ?」と問いたが、彼女はなかなか答えようとしない。
なのでもう一度「怒ったりしないから、正直に言ってほしい」と聞いた。



するとようやく彼女は本音を答えてくれた。










「他に好きな人が出来てしまいました・・・・」


さあどうするオレ?
どこかのCMのように、僕にカードは残されているだろうか・・・?
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