不器用な恋人【短編】
――――ッ!!!!
布団を蹴飛ばして起き上がる。
“も”って言ったよね???
言ったよね???
“好き”ていわれた事より…
そんなことより………
一番気になるのは………
「起きてたのー!?!?!?!?!?!?」
思わずベッド脇からバスルームに向かって叫んだ。
聞かれてた!?!?
私の告白!!!
まさかタヌキ寝入り!?!?
そんな告白……ナシでしょ~!!!!
「うっさいぞ…」
バスルームの扉を開けて真樹がひょっこり顔を出した。
「だって…だって……」
「…泣くなよ~!!!」
真樹の前で初めて涙を流した。
「だって…だって……」
まるで駄々っ子のように“だって”しか言えない…。
いろんな想いが頭ん中いっぱいでうまく整理出来ないよ……。。