不器用な恋人【短編】
「ちょっと待ってろ!!」



急いでシャワーを止めてタオルを巻いて真樹が出てきて

私の目の前に座る。



「ほら、佳世も座れって…」

手を引っ張られた。

「だってぇ~…」


まだ駄々っ子のままだけどおとなしく座る。


「分かったってば。俺が悪かった、ごめん」


頭を下げてた真樹が今までにないくらい素直で少し変な感じ……。





「起きてたのっ!?」
我ながら…いつまで泣いてんだか。。


「うん」

「返事なかったもんっ」

「そりゃ“寝てる??”って聞かれて“寝てる”って答える奴はいないだろ」


確かに……。


「でも“起きてる”とも言わなかったじゃんかぁ」

「本当に寝そうだったんだってば!!」

「でも起きてたじゃんっ」



めちゃくちゃだ…(苦笑)


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