先生が私の名を呼ぶ時~ココロに差した光~
それからも先生はちょくちょく私に話しかけてきた。
「先生、ここで最後です。」
最後の教室の前に来ると、先生は「どーも」とだけ言った。
「じゃあ、これで」
さようならと言って立ち去ろうとした私の手を先生がいきなり掴んだ。
「え、何」
「俺の女になる?」
・・・・・・・・・えっ・・?
「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
何言ってんのこいつ!?しかも俺の女ってどーゆーこと!?
「何言ってるんですか!?」
「だから、俺の女になるっつってんだよ」
意味わかんないし!なんでそうなるの?
はてなマークが頭に浮かんでいる私をみて先生はくっくっと笑った。
「・・・からかって遊ばないでください。」
「からかってねーよ。」
「じゃあ冗談言わないでよ。」
「冗談でもねぇ。」
なんなの?この人ありえない・・。
「あんた先生でしょ?」
「今はな。」
「今・・?」
「ほら、もう帰れ。合コン行くんだろ?」
「なんで知ってんの?」
「馬鹿でかい声が聞こえたから。」
はぁ?むかつくーっ・・
でもまぁ、早く帰んなきゃだし。ここは素直に帰ろう・・。
「・・・さようなら」
「おう。じゃーな」
はぁ・・・ほんっと疲れた。帰って寝よ・・。・・・あ・・合コンあったんだ。
家の鍵を開けて私服に着替える。
あんまり気乗りしないけど・・。今日は行かなきゃユキがうるさいし。
「はぁ・・・」
いつものため息をしながら私は家を出た。