俺たち陰陽師!!!!!


「刹那の……能力…?」

「おやー?君たちはまだご存知ないのですかー?」

悠太の問いにジャスは面白げに笑い出す。
悠太と涼子は首を傾げ、ただジャスを見つめていた。
すると空から雨粒が降ってきた。

『主自身もまだ知らん』

「あら、そうですか。…あ、…雨ですね、奴等が動き出したみたいですよー」

「(奴等…?)」

俺は思った。
悠太はジャスに問う。

「刹那にはどんな能力があんの……ですか?」

その言葉に涼子も頷きジャスに視線を向けていた。
正直なところ、俺自身も知りたいことだ。

「そうですねー。なら今やってみましょう★」

『なっ、ジャス、それはっ…』

「なーにー?ダメなわけー?」

『いや、そうではないが……。主はまだ何も経験など…』

それに対して「あぁー」と納得するジャスだが、そのあと不適に笑い俺に視線を向けた。
ビクリと体を震わせる。
すると身体中の血液を循環させるように何かが流れ込んできた。

「(なんだ!?この感じ…)」

「おやー?刹那クン自身の準備が整ったご様子。……ねぇ、刹那クン?」

「…!!」

すると目の前が急に色鮮やかになり、細かいところまで見える。
人間の血液の流れ。
心拍数。
呼吸。
空気中に浮かぶ気体。
雨と紫外線。
何もかもが透けたり、物質化して見える。





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