毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
倫子に腕を引かれたまま、俺達は食堂へとやってきた。
人目が多いのに、こいつは俺の腕を放そうとしない。

「いい加減放せよ。」

そう言っても、逆効果。

「放さないよ。」
「放せ。」
「放さない!」

こういうワガママな所が、俺には受け止められなかった。

口を尖らせて、目を潤ませて。
女の子って感じの表情。
普通の男なら一発で落ちそうだが、俺には効かない。

< 136 / 437 >

この作品をシェア

pagetop