毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
車通りの少ない国道だから、コンビニの数も必然的に少なくなる。
だから、この休憩は重要かもしれない。

「お疲れ様でした。」

声をかけて、俺は彼女を振り向く。

「ありがとうございました。」

疲れを見せない、いつもの笑顔。
運転して当たり前・・・そんな態度は、微塵も無い。
今まで付き合ってた女の子と比べるのも申し訳ないが、それでも“ありがとう”って言われるのは新鮮で・・・嬉しかった。

割とお嬢さん系と付き合ってたからなのか?
俺の感覚が普通かどうかは、分からない。


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