身勝手な恋情【完結】
そしてなんの前触れもなくねじ込まれた蓮さんの体で、唯一燃えるようにたぎったあれは、私からまた理性を奪っていく。
切なくて
苦しくて
割り切れない、私の中で勢いを増し、強く燃え上がっていく感情。
どこに飛んでいくのかわからない
不安定に揺れる心。
恋だ。
好きだ、好きだと思っていた蓮さんに、今日私はまた改めて、激しく恋に落ちたんだ。
「れんさんっ……んっ、あっ、あ……」
強く目を閉じても、まぶたの裏には連続して花火が散っていた。
こんな景色を見せてくれるのは蓮さんだけ。
無我夢中で彼の体にしがみつく。
「――ひよ……誰が、目を閉じていいって……?」