身勝手な恋情【完結】
「こうされること想像したくせに……俺が悪いっていうの?」
「あっ、」
身をよじっても、いとも簡単に裾をたくし上げられて、もう一方の手が太ももの内側を撫でる。
確かめるように指先が動く。
そんなそこ触られたら、もう――
「蓮さん、わたしっ、んっ、」
目の端に浮かんだ涙が視界をあやうくする。
「お前はこういうことするとすぐにぴぃぴぃ泣くから……『ひよ』じゃなくて『ひよこ』だな」
「だ、だって……」
「ひよこ……うん、ひよこだ」
クスクスと笑う蓮さん。
たまらなく恥ずかしいけれど、彼のご機嫌がいいとそれだけで嬉しい。